街中で、桜の綺麗な花がどんどん開いてきて、春の陽気に気分も高揚します。
こんにちは、ATUの公式キャラクターのテトちゃんです。
3月21日、ATUはボランティアに参加してきました!
今日は、その様子をお伝えするもふ!
場所は、福岡市西区唐人町のふくふくプラザ。その日、行われたのはこちら・・・
一般社団法人チャレキッズさまが主催の「お仕事チャレンジフェス2022」もふ!
発達に特性がある、コミュニケーションがあまり得意ではない、
そんな若者にも、もっといろんなお仕事に挑戦してもらいたい!
そんな思いで企画されたのが、このチャレンジフェスもふ。
このフェスの中で、ATUは「街の信号機~ガードマンのお仕事~」として参加させていただきました!
簡単に言うと、このフェスに来てくれた子供たちに、実際に警備のお仕事体験をして、
「できる」を体験してもらう、「お仕事を通して、人の役に立つ」を体験してもらいました!
今回体験してもらった警備のお仕事は、「片側交互通行」です。
交通警備の中でもメジャーな業務内容で、皆さん街中で一度は見たことあるハズもふ!
まずは、下の写真の「お手本動画」を見てもらい、「片側交互通行」について説明をしました。
そして、一人一人にATUの職員がつき、「片側交互通行」を丁寧に教えました。
赤旗は「左手」、白旗は「右手」だよ。
「無線機は口から10㎝離してね」。
背筋をピンと伸ばし、真剣に説明をするATUの職員の姿に、子供たちの背筋もピンと伸びていました。
大人になると、「当たり前のことを、馬鹿にしないで、ちゃんとやる」ができないもふ。
ATUの職員は、ちゃんと子供たちの見本になれていたと、テトは思いもふ。
さて、お仕事体験も大詰めに差し掛かり、ついに実践です。
車を止める→流す→止める→流す…という「片側交互通行」を、
無線機を使って相手と会話をしながら実行していきます。
A「Bさん、そちら側の車両を停めてください」
B「了解です」
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「片側交互通行」をする上で、難しいことがあります。
それは、無線機で「了解です」…と返事をすることです。
ええ? 簡単なことでしょう?…と思うでしょ?
人は、意外と日常生活で「返事」をしていないもふ。
みなさん、日常生活で言えていますか?
「おはよう」に対して「おはよう」と返事を返す。
この「おはよう」に、つい「ぅん…」と返していませんか? もしくは、無言だったり。
家族や、仲のよい友達の間だと、ついつい慣れてしまい、「返事」が難しいもふ。
「返事」は、相手に対して大きな声で「はい(拝)」ということです。
片側交互通行の無線機での「返事」は、「了解」。
もし、この「了解」を言わなかったら、このようなことが起きます。
Aさんが、「Bさん、車を流してください」(※AさんはBさんの姿が見えない位置にいます)と言うと
Bさんは「了解」と言わずに車を流してしまいました。
Bさんから返事が返ってこないAさんは、
「あれ? 無線が聞こえてないのかな? …うわぁ!
車が流れてきた!Bさん聞こえてたんだね。危ないなぁ…」
Bさん的には、「流していい…って言ったから流したのに、なんで驚いているの?」
と思うかもしれないけれど、了解しないで流すのはルール違反。
日常生活でも、お仕事でも、とっても大切な「返事」。
「返事」と「ありがとう」と「ごめんなさい」が言えたら、人は誰とでも仲良しもふ!
車のイラストを張り付けたカートを手で押しています。
何をしているかって?
「片側交互通行」をリアルに再現するために、車の流れを作っているのです。
このカートの車に、子供たちは旗を使って、停めたり、流したりしました。
そして、車を停めたら、無線機を使って相手に報告し、相手も「了解」と返事をします。
すごい!しっかり警備のお仕事を行ってるもふ!
そして、動作も文言も、とても丁寧でした! 素直に。真剣に。
体験中は立ちっぱなしで、疲れてしまうのに、子供たちとATUの職員の背筋はピンと伸びたまま。
「当たり前のことを、馬鹿にしないで、ちゃんとやる」
これが自然とできていたことで、会場内は楽しみながらも、きちんとお仕事を体験できていました。
体験終了後は、席についてもらい、今日の振り返りをしました。
出来たこと、難しかったこと、楽しかったこと。
それに加えて、学校生活や日常生活で、得意なことや苦手なことについて。
とても濃くて、充実した「お仕事チャレンジフェス」でした!
上の写真は、後片付けの様子です。
「今日の体験が、子供たちにとって、為になりますように。」
このボランティアに参加したことで、ATUの職員も色んなことを学ぶことができました。
「お仕事チャレンジ」という機会を作ってくれた、一般社団法人チャレキッズさまに、
感謝をいたします。
コロナ渦の大変な中、開催をしてくださり、ありがとうございました。
また、来てくれた子供たち、親御さんたち、会場のボランティアさんたち、
参加したATUの職員たち、皆さん、お疲れ様もふ!